屋久島の地質のほとんどは、花崗岩が貫入、隆起して形成された。

花崗岩は、方形に割れやすい特徴がある。これを「方状節理」という。この割れ目に水が入ると、花崗岩中の斜長石や黒雲母が粘土鉱物へ変化して、「まさ土」化する。この真砂土は流出しやすいので、未風化礫は徐々に小さくなる。また花崗岩に含まれる鉱物は粒子が大きく、膨張率が異なるので、温度差によって、表面がボロボロになり易い。

節理の間隔が1m以上のものを、「コアストーン」と呼ぶ。屋久島ではさらに間隔が広い超コアストーンによって、独特の景観が形成されている。

節理に沿って川が流れる

節理に沿って滝が流れる