建築家伊礼智さんの本。「オキナワの家」。2004年刊行を、今年の6月26日に復刻したばかりだ。今日は19日なので、発売前だ。スリランカの建築家BAWAを勉強して、内部と外部空間を繋ぐ建築に興味をもった。

沖縄の屋敷地と路地(スージ)を仕切るのがヒンプン(屏風)。ゆるく仕切って、内と外を繋ぐ。

雨端(あまはじ)は、大きな軒下空間。雨戸を開ければ、室内と庭が一体となる。熱い沖縄だが、直射日光を避け、風邪が通る快適な空間となる。エネルギーを浪費しない、エコ的にも優れている。

沖縄の近年はコンクリート建築が主流となり、ヒートアイランド化が進行している。伊礼さんは自然に適った沖縄民家を本土住宅の建築に応用している。

 

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ヒンプン(屏風)

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雨端(あまはじ)を介して、室内から庭、ヒンプンを見る。

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雨端(あまはじ)。

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伊礼さんが、東京の個人住宅で設計した現代版ヒンプンと雨端的なデッキ

修学院離宮上御茶屋の隣雲亭の「土庇」