留学生は、イタリア、ドイツ、スエーデン、ロシア、イギリス、中国、インドネシアの7か国。24人。

3日目は、仕上げだ。

1班は、妖精の森の入り口を担当した。フトンかごに御斉所変成岩の黒雲母片岩を詰めた他、景石を配置したり、同じ変成岩ながら緑泥片岩(角閃石片岩)を飛び石に配置して、立派に作庭した。一つ一つの作品には、お国柄というか個性が感じられるが、全体に統合されていて、素晴らしいインターナショナル・アートとなっている。

2班は、中田区の変成岩や矢羽根積みを学習したデザインを実現するために、施工に苦労しながら、立派に完成させた。前夜から施工法を私に質問したりして、予習の成果もでた。

3班は、養駒場跡に設置した。下段に変成岩、上段に森から間伐した広葉樹を詰めた。樹種は、ヤマザクラ、クリノキ、ホオノキなどで、樹種ごとに切り口(木口)の色が異なるので、多彩な美しさとなった。地域の地質と植生を反映した「変成岩の森」という素晴らしいコンセプトだ。植栽も、周辺のシダやハナイカダを移植した。

85歳の父と81歳の母が良くもてなしてくれた。父のピースサイン

仲田種苗園の「鷹ノ巣公園農場」を見学。紅葉には少し早かった。

石川町は日本三大ペグマタイト産地。野木沢駅で標本石、和久観音山鉱山跡で露頭を見学。

最後は、1804年に造園された日本最古の公園「南湖」を見学した。