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2011/6/24 金曜日

パトリック・ブランと海崖植物

Filed under: 垂直ガーデン — owner @ 9:35:04

フランスの植物学者&デザイナーのパトリック・ブランは、世界各地に垂直ガーデンを作出し、高い評価を得ています。

ブランの垂直ガーデンは、不織布にポケットを作って植物を埋め込み、栄養水を循環させる、いわば水耕栽培です。従来の壁面緑化と比較すると、多種類の植物が駆使されていて、さすが植物学者の作品という感じです。

ブランの日本での代表作は、金沢21世紀美術館の「緑の壁」です。壁の厚みは10数センチです。北壁は、オニヤブソテツ、ツワブキ、ヒトツバ(シダ類)が植栽されていて、私は「海崖」をイメージできます。反対に南壁は、スゲ類(ヤマスゲ)、ウワバミソウ、ヤブコウジ、ショウジョウバカマなどが植栽されていて、私は渓流沿いの「山崖」をイメージします。

私は、海崖植生が壁面緑化に適するとかねてより注目して、このブログで伊豆半島などの海崖植生を紹介してきましたが、ブランの作品を見て確信をもつことができました(カテゴリー「環境戦略」「垂直ガーデン」参照)。今回は、ブランの「緑の壁」のイメージにつながる北陸の海崖植生を紹介しましょう。

patrich.jpg上:南壁「山崖」、下:北壁「海崖」(パトリック・ブラン作「緑の壁」観察ノート)

patrich2.jpgpatrich3.jpg鳥取県の海崖植生、ハマカンゾウ、ツワブキ、オニヤブソテツ

patrich4.jpgpatrich5.jpg鳥取県の海崖植生、キズタ、オニユリなど

patrich6.jpg新潟県の海崖植生、キズタ、ミツバアケビ、ノブドウ、センニンソウなど多種類のツル植物

patrich71.jpg上に同じ

patrich81.jpgpatrich91.jpg新潟県の海崖植生、タイトゴメ

2010/9/8 水曜日

The Japanese Vertical Garden(2)

Filed under: 垂直ガーデン — owner @ 15:26:07

海辺のコンクリート壁のすき間で見かけるのがウツギです。

乾燥に強く、アルカリにも耐性がある。花は可憐ですが、根はしっかりものです。

写真は今年の5月の連休。南伊豆町子浦港で撮影。

utsugi1.jpg

utsugi2.jpg

utsugi3.jpg

2010/9/7 火曜日

The Japanese Vertical Garden(1)

Filed under: 垂直ガーデン — owner @ 10:21:18

今評判のパトリック・ブラン(パリ)の垂直ガーデン。恥ずかしながら、私はよく知らなかったのですが、数日前にTHE VERTICAL GARDENの原書をみて、ビックリ、感動しました。

かねてより私は、海崖の植生が壁面緑化に応用できないかと考えていましたが、パトリック・ブランはすでにCLIFFS(海崖)の植生にも注目していました。

というわけで、パトリック・ブランに刺激されて、今夏(7・22)娘と行った伊豆半島の海崖の植生を報告します。まずは南伊豆町中木漁港です。ここからは船で、ヒゾリ浜という美しい浜辺に渡ることができます。

vertical1.jpgvertical2.jpg柱状節理が見事です。

vertical3.jpgスカシユリ(オレンジの花)

 

vertical41.jpgトベラ、シャリンバイ、イソギク

vertical5.jpgコウボウムギ、ボタンボウフウ

vertical6.jpg ボタンボウフウ

木本のトベラ、シャリンバイ、草本のスカシユリ、イソギク、コウボウムギ、ボタンボウフウなどは、ほとんど土がない、岩のすき間で生育しています。

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