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2005/7/1 金曜日

ブータン花紀行(17)

Filed under: ブータン花紀行 — owner @ 15:47:00

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ヒマラヤ・ヤマボウシ Cornus capitata は、半落葉樹です。

クリーム色の花が、特色です。

トンサ郊外の急峻な山の斜面で見つけたヒマラヤ・ヤマボウシは、花の大きさが日本のヤマボウシと同じくらいですが、葉が撚れています。

首都ティンプーのホテル前の公園に植えられていたヒマラヤ・ヤマボウシは、花が大きく、花付も素晴らしいものです(アップの写真)。優良選抜されたもののようです。

ヒマラヤ・ヤマボウシは、日本でも生産されています。

なお日本のヤマボウシの学名は、Cornus kousaでミズキ属に含まれていますが、近年海外ではヤマボウシ属Benthamidiaを分離しようとする見解が有力となってきています。
その場合は、ヒマラヤ・ヤマボウシの学名は、Benthamidia capitataとなります。

2005/6/30 木曜日

ブータン花紀行(16)

Filed under: ブータン花紀行 — owner @ 15:25:47

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今回より、「後半(樹木編)」のスタートです。

「樹木編」を始めるにあたって、ブータンと日本の植生のつながりを示すために、「照葉樹林文化論」をご紹介しましょう。

日本は、東日本中心とする落葉広葉樹林帯と西日本を中心とする常緑広葉樹林帯に大別されます。

常緑広葉樹林は、照葉樹林とも言われ、西日本からヒマラヤ地域にかけて、分布します。

照葉樹林の主体はカシ類とシイ類ですが、日本ではツバキ類、ブータンではシャクナゲ類が主要な構成樹木として、加わります。

さて中尾佐助さんは、「照葉樹林文化論」を提唱しました。従来日本の縄文人は、木の実や動物の採取・狩猟によって生活していたというのが、通説でしたが、中尾さんは、焼畑などによって、縄文人は有用植物を栽培していた、と主張しました。初期農耕論です。

「照葉樹林文化論」の基礎となったのが、1950年代に行われた、ブータンでのフィールドワークです。
したがって今回ご紹介するブータンの照葉樹林の写真は、「照葉樹林文化論の原風景」です。

中尾さんの「照葉樹林文化論」は、壮大すぎて、隙が多いために、考古学では批判も多いのですが、縄文時代に植物栽培、半農耕があったというのは、遺跡の出土状況で証明されています。

ブータンの生活文化は、さまざまな点で日本と類似することが多いので、「照葉樹文化論」は、検証されながら、継承されるべきだと思います。

(有)仲田種苗園
仲田茂司

2005/6/29 水曜日

ブータン花紀行(15)

Filed under: ブータン花紀行 — owner @ 12:07:51

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ブータン花紀行「前半(山野草編)」の最後は、愛好家羨望の「青いケシ」で、締めましょう。

Meconopsis simplicifoliaです。

今年は日本などの北東アジアは冬が寒く、花の開花も遅れ気味でしたが、逆にヒマラヤでは冬が例年よりも暖かく、開花が3〜4週間も早まりました。

そのお陰で、期待していなかった青いケシの花を見ることができました。

チリ峠 標高4000m付近 2005年5月26日撮影

次回より、「後半(樹木編)」が始まり、今井まで以上に、ご期待ください。

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