■キレスブルク庭園(ドイツ、シュツットガルト)
日本原産のモミジは欧米では、庭や公園のポイントによく植栽されています。
ドイツ、シュツットガルト、由緒があるキレスブルク庭園。1998年訪問。
高さ8mのイロハモミジ。バラやシュウメイギクなどとの多彩な組み合わせが美しい。
■ストアヘッド(イギリス)
イギリス風景式庭園の至宝ストアヘッド。
日本原産オオモミジやノムラモミジが、庭園建築と組み合わせて植栽され、実に美しい風景となっている。
2011年訪問。
■ウィズレー王立園芸協会植物園
売店も充実している。
日本原産モミジも人気で、各種揃えてある。
感心するのは植物の特性をよく考えていること。
半日蔭を好むモミジは、パーゴラの下で販売。
1999年訪問
■クライストチャーチ(二―ジーランド)
ニュージーランドのクライストチャーチは、ガーデンシティ。100年以上園芸が各家庭にまで浸透した美しい都市です。
レストランや民家には、高さ8mぐらいの日本原産イロハモミジやノムラモミジが植栽されて、建築と相乗効果を出しています。2009年訪問。
「モミジを植えると和風っぽくなっちゃう」という日本の奥様には、海外の事例を紹介しています。
■ニュージーランド北島のニュープリマス(植木産地)。
D &D社は私が訪れた1999年当時200haで植木を生産していた(現在廃業)。
その主力の一つが、日本原産モミジ。約200種生産して、欧米に輸出していた。
当時私は家業に転職したばかりだったが、D&D社の日本原産モミジを見学して、両親が好きで力を入れていたモミジ生産を継承する決意をした。
 ■仲田種苗園の生態的栽培
ここで、仲田種苗園の生産方法について紹介しましょう。
イロハモミジは、照葉樹林帯渓谷林の植生。モミジの仲間では比較的暑さに耐えるが、それでも夏の強い西陽が苦手。
仲田種苗園では、先代の創業者より、西陽を和らげる環境でモミジを栽培している。
起伏が激しい鮫川村の青生野ガーデン倶楽部では、自然と同じように谷間で育成(生態的栽培)。
起伏が穏やかな石川町の沢田農場や鷹ノ巣農場では、カラマツやスギ、陽に強い落葉樹などで西陽を遮る所でモミジを育成。
お陰さまで、樹勢良く、虫害も少ない。
モミジに適する環境づくり。
仲田種苗園の鷹ノ巣農場。
1 阿武隈川から供給される’空中湿度’。
2 ‘真夏の強い西陽を和らげる’カラマツ林。
3 ‘肥沃な土壌’。
紅葉
道(天命)
に散る
天保14年、仲田家墓碑。
■モミジサミット(2008年11月)
国際モミジ協会 欧米7か国90人
仲田種苗園が経営する鷹ノ巣農場や青生野ガーデン倶楽部を見学した。
仲田種苗園の生態的栽培方法は高い評価を得て、その後口コミで広がった。
■世界!ニッポン行きたい人応援団(テレビ東京)。
2020 年11月2日、テレビ東京で、USAのMR.Mapleマット.ティム兄弟と再会。
4年前に仲田種苗園で研修した兄弟は、今や全米を代表するモミジ農家に急成長。
年間80回の講演会では、仲田種苗園の生態的栽培方法を紹介するという。
私たちも元祖モミジ屋として研鑽して、MR.Mapleとともに、日本やアメリカなどにモミジを研究研修するMaple Centerを作りたい。
 https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/lifestyle/entry/2020/022793.html