環境戦略 生物多様性を通して地球の緑化を考える 仲田種苗園

低炭素杯2012

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原発に頼らない、
自然と共生するライフスタイルを提案…

 

ph01低炭素杯2012(実行委員長小宮山宏元東大総長)の最終選考会が、2月19日、東京ビッグサイトで行われた。その結果、有限会社 仲田種苗園が環境大臣賞金賞(ソーシャルビジネス部門)を受賞した。受賞のポイントは、原発に頼らない自然共生型のライフスタイルを提案し、ビジネスモデルとして今後の発展性が見込めることなどである(右写真)。

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仲田種苗園は、環境省の国土10区分に基づき、地域ごとのシードバンク(種子銀行)を構築、それぞれの地域にあった植生マットを提供している(下図)。

生物多様性の保全のための国土区分(「新生物多様性国家戦略」:平成14年8月/環境省)

生物多様性の保全のための国土区分(「新生物多様性国家戦略」:平成14年8月/環境省)

生物多様性の提供

bg01関東地方に供給している「野の花マット」は、世界貿易センタービル「Think Park」などの屋上緑化に使用されている。ThinkParkでの測定によれば、屋上緑化によって、夏場の屋根直下階の室温5度下がる。冷房に伴うCO2を大幅に削減できるので地球温暖化防止に貢献している。また野の花マットは四季の花が植えこまれているので、チョウやトンボが集まり、人と生物が触れ合う場(生物多様性)を提供する。野の花マットは、地球温暖化防止と生物多様性復元という2大地球環境問題を解決する(右図)。

福島の子どもたちは、四季の花や生き物たちとの触れ合いを楽しんでいる。野の花マットを屋上緑化に使うことによって、人間性溢れた福島のライフスタイルを都会でも享受することができる。
授賞式では、津波の被害を受けた宮城県石巻市湊小学校の生徒が制作したガレキ・トロフィーが授与された。その中には、「人も動物も安心して生きられる地球にしてください」という生徒のメッセージが書かれていた。生物多様性を説明するのは難しいが、この生徒のメッセージは的確に言い当てている(図1~3)。
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2009年12月
JP(日本郵政グループ)地域共存ビジネス賞受賞
環境省・総務省等主催 エコ・ジャパンカップ2009
「地域性種子を活用した都市生物の多様性の復元」
2010年5月
造園大賞(東京農業大学造園科学科)
「野の花マット・アゼターフなどの在来野生種による植生ブロックマットの開発」
2011年2月
農商工等連携事業認定(経済産業省・農林水産省共管)
「生物多様性を重視した3D緑化システムの開発とブランディング・販路開拓」
2012年
例炭素杯2012環境大臣賞金賞(ソーシャルビジネス部門)
「シードバンクを活用した地球温暖化防止と生物多様性復元」
2012年
第51回福島民報広告大賞金賞(カラーの部)
2017年
日本造園学会賞(技術部門)
「フローラル・マット等在来野生種による植生ブロックマットの開発」
2018年
第3回ふくしま産業賞銀賞
「優れたものづくりや先進的な取り組みを展開」
2018年
第4回ふくしま産業賞特別賞
「日本造園学会関東支部や千葉大学と連携したまちづくり・地域おこし」

 

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