6月30日、ベス・チャトー・ガーデンズ。昨年も訪れましたが、奥が深いガーデンです。地道な植物研究、多種類多彩な植物を駆使したカラー・スキューム。生産と展示、販売の一体化など学ぶものが多いです。

べス・チャトー・ガーデンズの思想を表しているのが、グラヴェル(砂利)・ガーデンです。ガーデンのオーナーであるべス・チャトー夫人が、夫ともに荒れ地を開墾し、乾燥した土壌に生育する植物を、試験を積み重ねながら、増やしていきました。乾燥に強い植物を丹念に収集栽培し、彩りも見事です。現在も原則として無灌水ということです(吉谷桂子さん教示)。

また植物の根と根が絡み合わないように、間隔をあけて植栽されています。

ナーセリー・ショップも充実しています。日陰、日向など環境ごとに、陳列販売されています。イギリスのガーデンセンターもいろいろで、日本のホームセンターのようにゴチャゴチャ並べて、あまり客がいない所もありますが、ここのナーセリー・ショップにはたくさんのお客さんがいて、メモを見ながら植物を購入しています。かなり植物知識が豊富なお客さんが多いようです。ここでは、ウツボグサ、キキョウ、オカトラノオなど日本在来の野の花も販売されています。

今回のイギリス旅行では、たくさんの写真を撮ってきましたが、ハードデスクが不具合のため、見聞録の連載はしばらく休止させていただきます。

 

beth1.jpgグラヴェル・ガーデン

beth2.jpgグラヴェル・ガーデン

 

beth3.jpgグラヴェル・ガーデン

 

beth5.jpgグラヴェル・ガーデン

 beth6.jpgグラヴェル・ガーデン

beth7.jpgウツボグサ(日本原産)

beth8.jpgキキョウ(日本原産)

beth9.jpgオカトラノオ(日本原産)