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建築家磯崎新によれば、20世紀最高の建築家であるル・コルビュジェは、次のように述べている。

「建築とは目の前の物体だけを指すのではない。それが出来上がるまでの歴史や土地の文化をまるごと含んでいる存在だ。アーキテクチャーとビルディングの違いはそこにある」。

建築、あるいは都市計画にその土地の歴史を含ませるのは、容易ではない。

ヨーロッパでは遺跡や遺構を近代建築と融合させている好例が多い。例えば、フランクフルトでは、近代ビル群の中に、中世修道院の遺構を露出展示して、街の歴史に触れることができるようになっている。

横浜の赤レンガ倉庫の遺構も、もっと活用すべきではないかと思う。